
全国でも屈指のぶどう産地、山形県高畠町で1990年に創設された「高畠ワイナリー」。高畠町は県南部に位置し、南は福島県、東は宮城県に隣接する自然豊かな町です。ぶどうのデラウェア品種は、市町村単位で全国1位の出荷量を誇ります。
「たとえ100年かけても世界の銘醸地に並ぶ『プレミアムワイナリー』となる」ことを目標に地元の契約農家と協働し、世界に通用する高品質なワイン造りを続けています。イギリスで開催されたIWSC(International Wine & Spirit Competition)2024において「2022年高畠レ・トロワ・シゾード・オオウラ シャルドネ」がゴールドを受賞しています。
今回は、株式会社高畠ワイナリー販売部・店長の山口洋氏にノンアルコールスパークリング「Celeble(セレブレ)」の導入についてインタビューしました。

高まるノンアルコールニーズ。フルーティーで飲みやすい国産製品をお客様に
当社は、工場に併設された「ワイナリーショップ」でワインや山形県の特産品を販売しています。かつては観光バスを1日100台ほど受け入れたこともありましたが、新型コロナウイルスの流行で団体客が減る中、地元の方や個人客にもっと足を運んでもらいたいと考えています。
近年はお客様から「ノンアルはありますか?」と聞かれることが増え、ドイツ製のノンアルコールスパークリングを販売していました。そんな中で「セレブレ」を紹介いただき、サンプルを試飲。海外製のものと比べてフルーティーで飲みやすく、国産の安心感もあって導入を決めました。
店舗ではより多くのお客様に訪れていただくため、ワイナリーの受賞実績をPRしつつ、地元の観光センターとは品揃えを差別化しています。また、観光でワイナリー見学をするお客様は「非日常」を求めています。ふだんは飲まない美味しさのノンアルスパークリングを取り揃えることで、より幅広い客層に楽しんでいただけるはずです。

リピーターのお客様に「飲みやすい」と好評、売り場が華やぐラベルも魅力
リピーターのお客様から「飲みやすく美味しい」との声が上がっており、ロゼが一番人気です。当店はご年配の女性客が多いため、既存のワインについてもハーフボトルを求める声が少なくありません。その点で、1本355mlの容量はちょうど良い量であると感じます。
加えて、ラベルの見た目が華やかであると思います。スーパーマーケットで買えるノンアル製品と比べて高級で、セレブレという名称とあいまって、売り場の質が上がった印象です。
お酒が一時的に飲めない方、アルコールがダメという方にも提供できる飲み物のラインナップが多いと、当店としても強みになります。コロナ禍以降に品揃えなどを見直したこともあり、セレブレを含む部門の売り上げもじわじわと上がってきています。

ワイナリーも注目するノンアル市場、セレブレでニーズに応える
健康志向が高まったことで、ノンアル市場の成長が著しいと感じます。市場の拡大に伴い、ノンアル飲料においても美味しさを求める声が増えてきました。まさにセレブレこそが、その要求に応えることができる商品であると実感しています。
当社においても、ノンアルコール市場の成長とともに、今後もより幅広い要望に応える必要性を感じています。実際に、セレブレを販売することでドライバー、妊婦の方、ご年配の方のニーズを取り込むことができています。これからもリッチな味わいとブランディングに期待しています。


高畠ワイナリー
1990年に全国有数のぶどう産地・山形県高畠町に創設されたワイナリー。「100年かけてでも世界の銘醸地に並ぶプレミアムワイナリーへ」というビジョンのもと、高品質なワイン造りに加え、ワインを楽しむ体験や学びの場も提供。地域との共生を大切にしながら、ワインを通じて「モノづくり」から「コトづくり」へと進化を続ける、日本を代表するワイナリーのひとつ。
https://www.takahata-winery.jp